下腿の痛みや疲労と膝窩動脈絞扼症候群

膝窩動脈絞扼症候群は、若い活発な男性にみられる疾患で、多くの場合運動に誘発されます。

症状は、痛み、痙攣、跛行、下腿や足部の痛みなどさまざまです。

さらに下腿や足部の皮膚蒼白、皮膚温低下、感覚鈍麻、しびれなどが起こることがあります。

主な発生原因は不明であると言われていますが、下肢のコンパートメント症候群同様、胎生期の発育形成時の腓腹筋と膝窩動脈の奇形や運動の結果肥大した筋と骨の間で動脈が圧迫されることなどが原因として考えられており、稀ではありますが、膝窩嚢腫や膝窩部の腫瘍が原因となることもあります。

最も起こりやすい症状は、進行性の疼痛ですが、繰り返し起こる膝窩動脈の圧迫により、動脈壁が損傷し動脈瘤や局所的なアテローム動脈硬化が起こる可能性も指摘されています。

場合によっては、突然の動脈閉塞や動脈瘤内の血栓により急性虚血に陥ることもあると言われています。

進行性の疼痛においても、走行中よりも早歩きなどの歩行中に跛行が起こりやすいということが分かっています。

関連記事

  1. 関節包の構造

  2. 小児の成長痛について

  3. LSTAではこんな内容のセミナーをやっています!

  4. 筋損傷と抗炎症薬

  5. プロソディ情報と文脈の理解

  6. 筋細胞内の刺激伝達たんぱく質「mTOR」について考える

カテゴリー一覧

    おすすめ記事