椅座位姿勢とそのアライメント

一般に、日常生活において、座位で過ごす時間は立位や歩行よりも長いとされています。

特にデスクワークに従事する人は、日中の大部分を椅座位で過ごすことになります。

座位と立位を比べると最も大きな違いは、骨盤と脊柱のアライメントであり、立位に比べて座位では骨盤前傾と腰椎前弯が大きく減少します。

一方、座位に比べて立位では胸椎後弯・胸腰椎移行部の後弯がわずかに減少し、頸椎の前弯はわずかに増加します。

また、座位時に足を床に接地していると、足底に体重の約25%が荷重されます。

足を床から浮かした肢位では、両側の坐骨結節部にそれぞれ体重の約18%、両大腿部にそれぞれ約21%、仙骨部に約5%荷重されます。

さらに座位時の姿勢の中でも、前かがみ座位では、体幹直立座位に比べ、胸椎後弯の増大、腰椎前弯の減少、骨盤前傾の減少がみられます。

最近では、体幹筋の筋活動や脊柱の負担の面から、無理に体幹の直立を行わず骨盤の前傾位保持を意識して体幹を中立位に保持した座位が推奨されつつあります。

この座位は、前かがみ座位よりも骨盤前傾・腰椎前弯が大きく、胸椎後弯が小さくなります。

また、体幹直立位より骨盤前傾・腰椎前弯、胸椎後弯が大きくなります。

したがって、胸椎部は自然な弯曲を保ったまま腰椎骨盤部の前傾・伸展により体幹部を中立位に保持した姿勢であると言えます。

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