筋のシンクロナイゼーションとは

筋力の発揮における神経系要素としてリクルートメントとレートコーディングがありますが、このほかにシンクロナイゼーションという要素があります。

これは「個々の運動単位をどのようなタイミングで働かせるか」というものです。

複数の運動単位が活動する際には、各運動単位が動員されるタイミングによって筋収縮力が変化します。

例えば、弱い収縮力を一定に発揮させている際、その筋では各運動単位は同期せず、少しずつズレていると言われています。

逆に、瞬間的に大きな筋力発揮をする運動では、運動単位は同期し、同時に活動しています。

最大筋力を発揮しているとき、しばしば「ふるえ」が起こりますが、これは運動単位が同期していることの現れであるとされています。

一方、精神的な緊張や疲労によっても「ふるえ」が起こりますが、これは非同期的な活動の乱れや、疲労による収縮力の低下を運動単位の同期化によって補おうとしているメカニズムが働くためだと言われています。

関連記事

  1. 腹横筋の機能解剖

  2. 女性スポーツ選手と前十字靭帯損傷のリスク

  3. 運動中の足の痺れ、痛みについて

  4. 小児の成長痛について

  5. 関節水腫と筋抑制

  6. 胸腰筋膜による腰部安定性

カテゴリー一覧

    おすすめ記事