関節拘縮の原因

関節可動域制限の原因として挙げられるのは主に「筋収縮による制限」「拘縮の発生による制限」「硬直による制限」「固定や不動による関節構成体への影響による制限」があります。

筋収縮による関節可動域の制限として、疼痛が発生することで反射的な防御的収縮が起こり疼痛回避肢位を取るというメカニズムが影響します。

この肢位が長時間続くと筋や結合組織の拘縮が発生して柔軟性が低下して関節可動域の制限に繋がります。

拘縮には主に結合組織の拘縮と筋性の拘縮とがありますが、結合組織の拘縮では炎症や不動による結合組織の器質的変化が及ぶと伸張性が低下し可動域の制限に繋がります。

筋性の拘縮は、骨格筋の筋節の長さの短縮や筋原繊維の配列の乱れ、筋線維の損傷後の癒着などの筋線維自体の器質的変化により筋原線維の滑走が制限されることにより可動域の制限に繋がると考えられています。

硬直は先天性硬直と後天的な原因による制限に分けられます。

また、その原因により結合組織の器質的変化による線維性硬直と軟骨破壊後の骨性硬直に分類できます。

線維性硬直は、関節面に増殖した結合組織の線維化や関節周囲の軟部組織の非可逆的変化によるもので、多少可動性が残っている場合もあります。

それに対し骨性硬直は、関節リウマチなどで軟骨が破壊された後に発生することがあり、関節面の両端の骨梁が連続して一本の骨のようになり、可動性がほとんど制限されます。

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