妊娠中の運動が胎児に及ぼす影響

妊娠中の母親の運動が胎児に与える影響について数多くの研究がなされています。

運動を行っている母親とそうでない母親とで、出生時の体重の違いを調べた研究では、両者に大きく違いはありませんでしたが、運動を行っている母親の運動強度によって新生児の体重の増減があるという報告がいくつかあります。

それによると、低い強度で非荷重の運動を日常的に行っている女性では、出生時体重変化しないか、または軽度増加する傾向にあるとされています。

一方、高い強度の運動によって母親の体重増加が制限されている場合は、出生時体重の減少に繋がるとされています。

これらの違いは、増加には運動による胎盤の成長と血流の変化が影響すること、減少には母親の脂肪量が少ないこと 、妊娠期間が軽度減少することが原因であると考えられています。

さらに、妊娠中の運動は新生児の活動レベルとその後の発達に影響を与えうると考えられています。

出生後早期では、運動を行っていた母親から生まれた子どもは、騒がしい場でも静かになりやすいとされ、後期では運動能力が比較的良い傾向にあることが示されています。

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